ひかりの森内科クリニック

大腸がんリスク検査 Cologic



 新しく発見された血中成分を測定することで、あなたの大腸がんリスク度がわかる検査です。 約3ml の採血をするだけで、とても簡単です。





<GTA-446とは?>
 GTA-446は、カナダのフェノメノームディスカバリーズ社(PDI)が発見した長鎖脂肪酸で、実験的には培養細胞のアポトーシスを誘導したり、炎症を起こす因子の発現を抑制する作用などが確認されています。また、大腸がんの手術前後でGTA-446の数値が変化しないことや、加齢とともに低値化していくことなどから、腫瘍量と直接関係がある物質ではなく、大腸がんの発生に対するからだの変化や抵抗力を表しているものではないかと考えられています。
 一般集団ではなく、何らかの異常所見があって内視鏡検査を受診した4923人を対象にCOLOGIC を実施したところ、48%が高リスクとなりました。この内視鏡検査で、大腸がんが見つかった98人の中にCOLOGIC 高リスク者は84人いたことから、86%の確率で大腸がんにかかる人を高リスク群に振り分けられることが報告されています。また、発見された大腸がん症例の中には、早期の大腸がんが52例含まれており、COLOGIC は早期がんも進行がんも同等の確率で検出できることが示されています。
 大腸がんは、加齢とともに罹患率が上がることが統計的にわかっています。大腸がん患者のGTA-446濃度は、年齢に関わらず低値のままですが、健常者のGTA-446濃度は加齢とともに低下し、大腸がん患者群に徐々に近づいていきますので、加齢による罹患率の上昇とも符合しています(下図)。一方、加齢とともにCOLOGIC 高リスク群での大腸がん保有率は高くなることが示されています。




<一般集団の年代別 Cologic陽性率>

40〜49才  10.2%
50〜59才  21.3%
60〜69才  23.8%
70〜79才  31.1%
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40〜79才(全体) 21.0%


<年代別各リスク群における大腸がん罹患率> (10万人中)

         一般集団   高リスク群   低リスク群
40〜49才    22人     141人       8人
50〜59才    68人     258人     17人
60〜69才    165人    589人     32人
70〜79才    308人    879人     50人

例) 55歳で低リスクと判定された場合は、17人/100000人 が大腸がんに罹患している集団に属することになります。


★ Cologicは、現在大腸がんに罹患しているかどうかを正確に知るものではありません。しかし、受診者を高リスク群と低リスク群に分けることにより、大腸がんの予防や早期発見に対する意識を高めることができると思います。


1)結果が低リスクの場合
 低リスクという判定でも、今、がんがないと断言できるものではありません。大腸がんである可能性について、上記のような確率で、一般集団よりも低いというだけです。もちろんそれは安心できる結果ですが、100%ではないので、便潜血検査も併用されるとよいでしょう。便潜血検査も陰性なら、かなり安心できます。大腸内視鏡検査までは積極的に受けなくてもよいかもしれません。一方、便潜血検査が陽性なら、大腸内視鏡検査をお勧めします。また、Cologicは、一生涯のリスクを予想するものではないため、1−2年ごとに検査を受けるのがよいと思われます。

2)結果が高リスクの場合
 高リスクという判定は、あなたが、通常より大腸がんの罹患リスクが高い集団に属しているということですが、今、がんであるのか否かを診断するものではありません。高リスクと判定された場合には、担当医師とよくご相談の上、今後の健康管理について検討されることをお勧めします。具体的には、まず便潜血検査を受けて頂き、陽性なら早急に大腸内視鏡を受けていただきます。便潜血検査が陰性であっても、可能なら大腸内視鏡検査をお受けになったほうがよいでしょう。その結果、何も見つからなくても、あなたが高リスク群に属していることは事実なので、定期的な便潜血検査と大腸内視鏡検査を組み合わせて、今後の早期発見につなげていくことが望ましいと考えます。

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要予約 (午前中のみ受付) 

「Cologic」 大腸がんリスク検査   12000円(税別)

 結果は郵送いたします(郵送代別途:レターパック 510円)
 (結果報告書はわかりやすく書かれているので、読めばわかります)

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